餅つき

群馬の実家では今でも、昔ながらの杵つきで餅をつきます。

家の近所でも、杵でつく家はもう家だけになりました。

今でも杵でつけるのは、実家が大工で燃し木に困らないという理由もあるのでしょうが、やはり重労働であることが大きいのでしょう。 実家の分、妹夫婦、叔父さんの家、私が大阪へ持って帰る分、家内の福岡の実家へ送る分と、5臼つきます(一臼2升です)。 父も若くは無いので、5臼つく事は出来ないので、私が帰省するのを待って餅つきとなります。

餅つきを知らないという人も多いので解説です。

まず、もち米を前日から冷やしておきます。

 大福餅用にあんこを丸めます。

もち米を蒸篭で蒸します。 もち米を蒸すときには、釜蓋では無くすり鉢を蓋にして蒸します。

 

 

まず始めにもち米をすり潰します。 この過程でしっかりもち米を一体化しておかないと、餅がつけません。 つく時間より長い時間をかけてすり潰します。

もち米が一体になったら初めて、杵でつきます。

杵を振り下ろした時の衝撃は、意外に強烈で、長く

ついていると指が開かなくなります。

これが、手合わせというものです。 手合わせは、餅を臼から取り出す直前に、餅を取り出しやすくするために、周囲の餅を中央に寄せ、杵で打ってとめます。 これにより、餅は小さな塊になり取り出し易くなります。 餅つきというと良く、この手合わせのシーンが出てきますが、一臼につき最後に5、6回しかしません。

 

めんば板に片栗粉を引き、その上に餅をのせ伸ばして、切り餅にします。 関東は切り餅ですが、福岡は丸餅なので、丸めます。

最近では、片栗粉の上で伸ばすだけではなく、ビニール袋に入れて伸ばしたりもします。 片栗粉をつけるとどうしても、カビやすいので、こうします。 こうすると冷蔵庫に入れなくても、当分はカビません。

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