ギザの三大ピラミッド

ギザ駅から待っていたバスに乗り込み、ハイウエイで一路ギザの三大ピラミッドへ向かいます。

以前は、ギザ駅からピラミッドが見えたそうですが、現在は建設ラッシュで、すっかり駅からピラミッドは見えなくなってしまったそうです。

ピラミッドまではハイウエイで行くことができます。 ガイドのたーちゃん曰く「ハイウエイを通したら世界遺産として登録できなくなるとユネスコから言われたが、観光優先で作っちゃいまいた。」とのことでした。 うーん。流石に観光立国エジプト。
クフ王のピラミッド前に着きました。

現在では、ピラミッド内は観光客の息でカビが発生するため、一日の入場者数が制限されています。 そのため、ふらっと訪れても入れません。
ツアーで入れる手配がされていたので、無事にクフ王のピラミッドに入り、玄室を見ることができました。 内部は撮影禁止です。

盗掘であけられた進入口から入るのですが、内部から戻ってくる人は誰も彼も日本人のように見えます。
内部は天井が低く、手すりに体重をかけつつ、かがんだ状態で階段を上るという、つらい状況が続きます。 辛そうな顔をしていると、戻ってきたおばさんが「あともう少しですよ。」と声をかけてくれました。後ろから来る人も「あともうすこしだと!」とお国訛りで叫ぶおじさんが居て(同じツアーではない)、さらに呼応する声が続きます。
どうも、ピラミッド内は、やたら日本人だらけのようです。
テレビでよく出てくる石棺らしきものがある玄室を堪能した後、戻りながら今度は私が「もう少しで玄室ですよ。」と声をかけると、「そうか。よかった。」とやはり日本人だらけでした。
ツアーで行動する日本人が、入場制限下では有利に働いているようです。


ピラミッドはギザ郊外の高台にあり、結構近くまで町で、砂漠の中にあるというイメージではありません。

周囲の雰囲気がわかる動画を見るにはここをクリックしてください。オレンジ色のTシャを着ている人がガイドをしてくれたターリックさんです。

三大ピラミッドから少し離れた高台からの眺めです。 この場所は”パノラマ”と呼ばれ、三大ピラミッドがきれいに入るポイントとして有名な場所で、ピラミッド入り口の駐車場からバスでここまで、多くの観光客が移動してきて、記念撮影をしていました。
左から、クフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドで、以上でギザの三大ピラミッドです。

薄曇りでしたが、霞んで光るを浴びるピラミッドは荘厳の一言でした。