エジプト歴史博物館



<エジプト歴史博物館>
ここエジプト歴史博物館には、ツタンカーメンの黄金マスクが展示されています。
当然、カメラ持込厳禁なので写真はこれだけです。
行くまでは、まあその程度の認識で、教科書に出てたツタンカーメンのマスクをこの目でみられるなあ程度の期待で入館しました(はっきり言って建築物に対する興味の1/100くらいの熱意しかない)。 ツタンカーメンの黄金マスクは見ました。すごいものでした。
が、ここには建築物以外は不勉強な私が忘れていた驚愕の存在がありました。

あ、あなたが、ラムセス2世さん... ( ̄□ ̄;)ガーン。

これまで、町で、ホテルで、もちろん遺跡でレリーフ・石像を観てきた、エジプトのもっとも人気のあるファラオ、ラムセス2世。 そのミイラが居られました。 だって、あなたは3300年前にお亡くなりになった人じゃん。

髪の毛きちんとあるし.... こんな顔の人なんだ... 私よりずいぶん背が高い、メンフィスの巨像は伊達じゃないのね....
王様と直接話すなんて恐れ多いし、これだけお姿が完璧に残っていれば、生きているとみなしても良いのでは....

うーん。 私がエジプト旅行をした結論としては、兎角、近世および現代の人間は基本的に古代の人を見下して、「将来復活できるようにミイラにした。当時の人はそう信じた。」などと真顔で言いますが、これは現代人の思い上がりで、古代エジプトの人は、まあ信仰としてはそう思っていたかもしれないけど、実際はもっと現実的で、「偉大なファラオの姿を永遠に残したい。」ということの方がメインだったのではと思いました。
レリーフとかより現物が残っていたほうが民衆に対する訴求力があるし、現にファラオの遺産でエジプトの人たちは食べられてるんだから、ミイラに姿は変えてもファラオとしての役割を十二分に果たしておられます。 だから復活したとか永遠に生き続けているとみなして良いと思いました。