カルナック神殿

関空から約15時間(ドーハ経由)を経てエジプトのルクソール空港にたどり着きました。 ルクソール空港には現地時間の昼に到着しました(日本とは7時間の時差があり、日本はもう晩ごろ)。空港から、バスに乗り込み早速観光です。 日本からの日本人添乗員さんに加え、現地人のガイドさんもバスに乗り込みました。 現地人のガイドさんはターリックさんという方で、京都の大学へ留学経験のある日本語に堪能な方でした。 「たーちゃん」と呼んでくださいという自己紹介をするなど、日本人にとっては馴染みやすい人柄の方でした。

<カルナック神殿>
到着後いきなり強い午後の日差しの洗礼を受けましたした。

ガイドのたーちゃんは頭から布をかぶり、ツアーの人々を木陰に誘導して解説を始めました。 日射病は急に症状が現れるので、自分の体力の過信は禁物です。可能な限り日陰を探して移動してくださいということが最初の解説でした。

私は、日射の強さを事前に察知し、紫外線遮断性能の高い山歩き用のウェアを着込んで参加していました。 白人の観光客が半そで半ズボンの人が多いのと対照的ないでたちでした。
カルナック神殿は至る所が崩れていて、場所場所でクレーンによる復旧作業が行われていました。

外庭にはスカラベ(糞ころがし)の像があり、この周りを三周回ると幸せになるという、たーちゃんの解説を受けて、皆でぐるぐると回りました。 他の居合わせた日本人もなぜ回っているツアーの日本人に聞いて回るといった構図で、見る限り日本人しか回っていませんでした。


<カルナック神殿の外庭>

<カルナック神殿のオベリスク>
後ろに見える石でできた塔がオベリスクです。
以前は、先頭部に金箔が施され、日光を受け輝いていたという話でした。

このブルーのエジプトの空に金色の反射光がきっと映えていた事でしょう。
中庭に立つアメン神(=太陽神ラー)の像です。
多くのガイドブックでは単にアメン神となっているのですが、アメンヘテプ2世王をモデルにしていて、足元のに居るのは奥さんという解説でした。
アメンヘテプの即位名はアアケペルウラーで要は、「偉大なるラー神の現人神」という意味だそうです。 アメン神と王は同一ということです。


<アメン神の像>
カルナック神殿の入り口?には羊の像の列が並び、写真奥はナイル川です。ナイル川対岸にはこのエントランスにつながるような感じで道が整備されています。

そこから船に乗り、ここに着くといった感じで、人々が神殿を訪れたのではないかとの事でした。

その雰囲気がわかるように周囲にあった建物を政府が壊して、景観を古代に戻しているとの解説を聞き、さすが観光立国と思いました。


<神殿入り口の羊の像>