ルクソール神殿

到着していきなりカルナック神殿を見学した後、昼食を取りホテルで休憩し、日が暮れるのを待ちました。 次の見学場所は夜のルクソール神殿です。

<ルクソール神殿>
ホテルからバスに乗り込むと直ぐにカルナック神殿に着きました。

バスで走る最中、至る所で何か古そうな石組みを掘り返したり、修復している風景を見かけました。どれもこれも遺跡だとの事で、感覚的には京都や奈良で工事してたら遺跡が出てきた感覚に近いもののように感じました。 ただ、ものが石なので木造よりしっかり残っているといった所なのだと思います。

ライトアップされた幻想的なムードのルクソール神殿がなんともいえません。
入り口にはラムセス2世の巨大な坐像が鎮座していました。

左に巨大なオベリスクがありますが、元々は右側にも在ったそうで、右側は現在フランスのコンコルド広場にあるとの事でした。 エジプトがフランスに友好の証として送ったとの事ですが、ガイドのたーちゃん曰く、「もったいないことをした。当時のエジプトの人はその価値がわからなかったんですね。」との弁でした。友好の証と言うことなので、きっと当時の人としては、これを送ればフランスも納得するだろうという位の価値があるとは認識していたのだと思いました。

以前、フランスでそれを見た事があったので、これでルクソール神殿のオベリスクを2本とも見ることができました。

<ルクソール神殿入り口>

<ルクソール神殿の上に建てたれた教会>
先ほど、街中の至る所に遺跡があるといった話しを書きましたが、このルクソール神殿も元は砂に埋まっていて、その上に人が住む町があったのだそうです。 それを政府が立ち退かせて、掘り返して今のルクソール神殿が姿を現したという話でした。

人家は全て立ち退いたのですが、教会はそのまま、神殿の上に残されているそうです。
たーちゃん曰く、「まだ町のあちこちに沢山遺跡が埋まっていると思います。 一度に掘り出すと観光資源としての価値が無くなるので、客足が少なくなってきたら、町の人を立ち退かせて掘って、新発見と言うことでお客さんを呼ぶんですね。」との事でした(^_^;)。ははは... なんとも上手い戦略だと思いました。



<壁面のレリーフ>