メムノンの巨像

<ルクソール西岸観光について>
ガイドのたーちゃんによると以前は、ナイル川に橋が架かっていなかったので、先日観光した東岸(カルナック、ルクソール神殿がある)から、西岸の観光地を観光するためには、船を使っていたので船に乗るまでと船から下りて乗る用のバスを2台用意する必要があるのと、船の時間で時間がかかるので、今のように短期間のツアーで東岸、西岸を回ることはできなかったそうです。

<メムノンの巨像>
自動小銃を抱えた武装警察が警備するナイル川の橋を渡り、しばらくウネウネとナイル川西岸を走ると、沢山のバスが停車している広場に着きました。

メムノンの巨像? 聞いたことがないなあ?
第一、メムノンっていったらトロイア戦争に出てくるメムノン?

などと思いつつ、周囲を見回すと見回す必要も無いかのごとく、巨大な石造が(゜ロ゜;)..
なぜメムノン(トロイア戦争に出てくる。たしかにエチオピア人ではなくフェニキュア人説もあるらしいが)と呼ばれるかは定かでないが、アメンホテプ3世の像で、元々は像の後ろは葬祭殿だだったのですが、後のファラオが自分の葬祭殿の石材として使うために解体してしまったために、入り口の坐像だけ残ったそうです。

かなり風化が進んでいますが、補修工事はされているそうです。 近づいて見ると留まっている鳥との対比でそのでかさがわかります。
高さは18mだそうです。 奈良の大仏が座禅した状態で14.7mなので立ち上がったら、大仏のほうが高いかな? いやメムノンの方が足が長そうだから引き分けか、逆転?
などと、つまらないことを考えました。
わりと大きさが共通しているのは、人間が巨像(巨人)を考えるとこのくらいの大きさが、人間が程よく手に乗るなど、説得性がある大きさなのではとも思いました。